よくわかる「カイオム・バイオサイエンス」

よくわかる「カイオム・バイオサイエンス」

  • カイオムが目指すものは?
  • 抗体医薬品・創薬への貢献
  • 「ADLib®システム」の強み
  • ビジネスモデル
  • 数字でわかるカイオムの可能性

身体が持つ免疫システムを利用し特定細胞だけを攻撃する「抗体医薬品」。年間約10%の成長が見込まれています。

抗体医薬品は、従来の低分子医薬とは異なり、身体が持つ免疫システムを利用し、ガン細胞など特定の細胞を狙い打ちする画期的な医薬品です。副作用の少なさや、これまで治療法が無かった病気への効果などが熱い注目を浴びており、今後の医療を変革する新しい医薬品として大きな期待が寄せられています。

※抗体医薬品とは
ヒトには、細菌やウイルスなどのタンパク質を異物(抗原)として認識し、異物を抗体たんぱく質が攻撃する仕組み(抗原抗体反応)で身体を守る防御システムが備わっています。ヒトが本来持っているこの反応を医薬品に生かしたものが抗体医薬です。正常な細胞まで破壊する従来の抗癌剤等とは違い、副作用の少ない効果的な治療薬として注目されております。なお、抗体医薬品の誕生は、破傷風菌に感染したウサギから取り出した血清を破傷風患者に注射したのが始まりとされております。

抗体医薬品の市場性

副作用の少なさで、期待が集まる抗体医薬品

予防(ワクチン)から治療薬へ。生体が本来持っている防御システム・抗体を様々な病気治療に活かす抗体医薬品に注目が集まり、大きな可能性が広がっています。抗体医薬品の特長は、大きく次の3つがあります。

  1. 病原体などのターゲットに直接届く
  2. 副作用が少ない
  3. 効果を発揮する時間が長い

年間約10%の成長が見込まれる抗体医薬品

抗体医薬品は、1980年代から研究開発が始まり、2009年には、世界で約30種類の抗体医薬品が販売され、市場規模は約3.4兆円と推定されています。ブロックバスター医薬品に出尽くし感があり、製薬業界再編の動きも活発化する中で、これまで抗体医薬品の自社開発に消極的であった資金力のある製薬企業による抗体医薬品市場への積極参入が活発化しています。このように、抗体医薬品市場は今後も急速に規模が拡大すると見込まれます。抗体医薬品の世界市場は、2001年の約40億ドルから2009年には9倍の約364億ドルとなり、今後も年間10%ずつ成長し、2015年には市場規模約627億ドルに達し、市販される品目数は倍増するものと推定されています。

■抗体医薬品市場の将来予測

異物から身体を守る抗体の仕組みを活かし、ガンほか様々な病気治療に

ターゲットの特異性が高く、これまで治療法がなかった疾患・病態で高い効果が期待されており、「感染症」や「中枢神経疾患」「アレルギー疾患」等への広がりも期待されています。

■抗体医薬品が使われている主な病気
分類 病名
アレルギー免疫 関節リウマチ・クローン病・キャッスルマン病・喘息・腎臓移植後の急性拒絶反応
大腸癌・乳癌・急性骨髄性白血病
感染症その他 新生児・幼児の感染発生抑制、加齢黄斑変性症